スパコンというＩＴ戦艦大和

ＮＨＫのスパコン「京」の番組を見て、一言申します。
ちょっと、あおり過ぎです。（賄賂でも流れているんではないかと勘ぐってしまうほど）。

汎用スパコンに、明るい将来が待っているかどうかは分かりませんが、（むしろ時代遅れの戦艦大和に見えてしょうがありません）、国家の研究費用配分で、あまり多くを（１千億円超を）配分しても禍根を残すと思います。

これからの時代は、汎用スパコンよりもGoogleのような、分散的でヒューマンなＩＴを求めています。それに基礎科学分野でも、個々の研究で、どうしても詳細な計算実験がしたいのなら、自分で特殊分野向けスパコンが作れる時代でもあります。

スパコン開発費用のうち、創造的でない人の生活費に使われている費用や、スパコンの１日の維持にかかる費用を思うと、
その分の予算が、

１）　ポスドクや助教の社会的位置を向上すること使われたらと、つくづく思います。
（生活のためそわそわしたテーマに飛びつかざるをえない状況、国外に活路を求めざるを得ない状況を改善すること）

ポスドクの社会的位置向上に使われる予算のほとんどは、何の実も結ばないかもしれませんが、人まねでない、次の時代のトレンドをつくる人材が一人だけ育てば、それで十分おつりが来るのですから。

器械のスパコンでなく、若い頭脳という未知のスパコンに投資すべきです。


それから、、、
生命の起源に立ち向かっている若手にも光を！