LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1353
DATE
04/03/2002 08:06:14 AM
TITLE
[life:001353] Re: SSOEL27-CD-Spectrum
AUTHOR
Kazuhiro Iida <piyopiyo@***.***>
BODY


山岸先生> ここで、AとBが仮に右回りだとすると、それを裏からみてもBはAに対して右回りに
> なります。つまり、らせんの回転方向は見る方向によらないで、右回りか左回りかが
> 決まっていることになります。

私は,
> A→Bはひっくりかえしても
> B←Aで,分子の空間的向きによらない.
を同じ意図で書きましたが,またまた考えてみると,A→Bと水中でひっくりかえっている
B←Aが同時に吸光することはないのではないかと思います.

A→Bなる配置の分子に右まわりの円偏光(1色め)があたった時に吸収が見られるとすると,
ひっくりかえっている状態の分子B←Aに同じ偏光が当たった場合,ほとんど吸収されない
のではないでしょうか.

それで,1色(右回り円偏光)だけだと,A→B方向の分子があるらしい?ということ
だけがわかり,2色め(左回り円偏光)を当てると,
A→Bも,B←Aも吸収しないので,確かにA→Bの配置の分子がある
ということになるのでは?

飯田一浩

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