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山岸先生> ここで、AとBが仮に右回りだとすると、それを裏からみてもBはAに対して右回りに
> なります。つまり、らせんの回転方向は見る方向によらないで、右回りか左回りかが
> 決まっていることになります。
私は,
> A→Bはひっくりかえしても
> B←Aで,分子の空間的向きによらない.
を同じ意図で書きましたが,またまた考えてみると,A→Bと水中でひっくりかえっている
B←Aが同時に吸光することはないのではないかと思います.
A→Bなる配置の分子に右まわりの円偏光(1色め)があたった時に吸収が見られるとすると,
ひっくりかえっている状態の分子B←Aに同じ偏光が当たった場合,ほとんど吸収されない
のではないでしょうか.
それで,1色(右回り円偏光)だけだと,A→B方向の分子があるらしい?ということ
だけがわかり,2色め(左回り円偏光)を当てると,
A→Bも,B←Aも吸収しないので,確かにA→Bの配置の分子がある
ということになるのでは?
飯田一浩
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