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[life:001352] Re: SSOEL27-CD-Spectrum |
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AUTHOR |
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"Yamagishi, Akihiko" <yamagish@***.***> |
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飯田様
図なしで説明するのは難しいのですが、一分子内の励起子(それぞれは円偏光は関係
ないただのベクトルです)AとBが、並行にある距離離れていると思ってください。
その場合は並行なので、旋光性もCDも持ちません。次に二つのベクトルと直交する線
を考えて、その線を軸にしてAをBに対して何度か少し回転させるとき、右に少しの角
度回転させるか左に回転させるかによって、二つのベクトルの回転方向が右回りか左
回りかになります。実際には、電磁波の進行方向に対して、二つのベクトルの回転方
向が右回りか左回りかで旋光性、CDが逆になります。
ここで、AとBが仮に右回りだとすると、それを裏からみてもBはAに対して右回りに
なります。つまり、らせんの回転方向は見る方向によらないで、右回りか左回りかが
決まっていることになります。
山岸
> 山岸先生
> おひさしぶりです.
>
> > 、吸収が異なってきます。両円偏光に対する相互作用の差は、分子が反対方向を向い
> > ても同じ傾向を持つので、統計的に積算しても0にはならず、溶液中でも観察可能で
>
> こういうことでしょうか?
>
> A,Bを異なる円偏光による励起子とします.
>
> 1色目の光でAを励起するとBの効果がでるが,水中では,
> A−Bをひっくり返すと,
> B−Aであるように,これだけでは位置関係は決まらない.
>
> しかし,2色めの光でBも同時に励起すると,
> 「 AとBの吸光度差は,A→Bといった向きに応じて決まる 」
> A→Bはひっくりかえしても
> B←Aで,分子の空間的向きによらない.
>
> すると,統計というよりは 「 」 内のアイデアが味噌?
>
> 飯田一浩
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