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ＬＩＦＥの皆様
はじめまして、この度登録させて頂きました、慶應義塾大学理工学部応用化学科に
専任講師として勤務致しております朝倉浩一（３９才）と申します。これまでは非線
形反応と協同現象研究会及び日本油化学会などで活動し、化学システムの解析・設計
・制御、あるいは新規脂質関連物質の開発などを研究対象として参りました。
その中で、生命と同様なホモキラリティーを自発的に発生させるキラル自触媒化学
系が研究対象となっておりますことから、生命の起原と進化学会に数年前に入会させ
ていただきました。そして、この度ＮＥＣの飯田様のご厚意によりまして、このメー
リングリストサーバにも登録させて頂きました。生命の起原と初期進化そのものとい
うよりも、その自己組織化過程を模範として、新しい工業技術として有用な化学シス
テムを創り出すことに主とした興味があるため、やや不純な動機の持ち主と見なされ
てしまうかもしれませんが、ご容赦頂き、皆様とより有用な情報交換等ができればと
思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。もしも、お時間のある方がい
らっしゃいましたらば、昨年に出しました以下２つの総説をお読み頂き、ご質問ある
いはコメント等を頂戴できればと思っております。
1) "自発的キラル非対称性の発現と成長", 朝倉浩一, 化学と教育, vol. 49, p.
476 (2001).
2) "Chiral Autocatalysis, Spontaneous Symmetry Breaking, and Stochastic
Behavior", D. K. Kondepudi, K. Asakura, Acc. Chem. Res., vol. 34, p. 946
(2001).
以上、どうぞよろしくお願い致します。
慶應義塾大学理工学部 朝倉浩一
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