LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1195
DATE
09/14/2000 10:11:56 AM
TITLE
[life:001195] FW: DACS (conference)
AUTHOR
"Kazuhiro Iida" <iida@***.***>
BODY


ご参考まで.飯田 重複御免

-----Original Message-----
From: seminar-admin@***.***
[mailto:seminar-admin@***.***]On Behalf Of Masaki Sano
Sent: Wednesday, September 13, 2000 8:11 PM
To: seminar@***.***
Subject: DACS (conference)



国際会議のお知らせ:

2000年11月29日(水)?12月1日(金)に仙台で開催されます
国際会議「生命科学と脳科学への力学的アプローチ(DACS)」の
申込締め切りが近付いて参りましたので、メーリングリストを
お借りしてご案内させて頂きます。

東北大学電気通信研究所
沢田研究室内DACS事務局
代表:沢田康次
E-Mail: conf2000@***.***
Website: http://www.sawada.riec.tohoku.ac.jp/conf2000

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International Conference on
Dynamical Aspects in Complex Systems from Cells to Brain (DACS)
=生命科学と脳科学への力学的アプローチ=

"Dynamical Aspects of Complex Systems from Cells to Brain"という
テーマで各分野の国際的に著名な理論家、実験家を一堂に集め議論を行う
国際会議が開催されます。

21世紀の物理、数理科学、情報科学を含めた理論科学の分野において最
もチャレンジングな問題の一つは生命現象の理論的理解であり、もう一つ
は脳の情報原理の解明ではないでしょうか。私達は、一見異なるこの二つ
の問題を国際会議のメインテーマとして取り上げ、従来はあまり取り扱わ
れて来なかった動的な側面に着目することで、非線形動力学と情報力学と
いう観点から、この二つの複雑なシステムに対する理解の糸口を広げてい
きたいと考えております。

生命現象は、典型的な開放系であり遺伝子を含む化学反応ネットワーク
により時空間的に制御されており、この複雑な非線形システムの設計原理
は、いまだ明らかになっていません。また、生体の分子レベルの現象も測
定技術の進歩により格段に優れた知識が得られるようになりましたが、
一分子レベルの化学反応や運動が明らかになるにつれ、現在の熱統計力学
の限界がますます顕わになってきています。さらに、生物を考える上で重
要な進化の問題に関しては、ごく最近、進化分子工学という形で実験が可
能になりつつあります。このことは、生命の起源や進化の理論に今後どの
ようなインパクトを与えるのでしょうか。

また、脳の理論的理解という問題も科学に託された重要な課題です。脳
は多数のニューロンがスパイク発火を通して相互作用し、記憶や意識など
の高次な情報処理を生み出している系です。ニューロンのスパイク時系列
に情報はどのようにコードされているのでしょうか?ニューロンの集団ダ
イナミクスはいかに自己組織化され、情報の流れを生成し、脳の機能に結
びつくのでしょうか?これらの問題は、非線形ダイナミクスの理解やスパ
イクダイナミクスが担う情報伝達の理解なくしては解明できないと考えら
れます。
実験の分野では、今後、様々な脳の非侵襲計測や生理実験が盛んになり、
大規模な時系列データが生み出されてくるでしょう。この多量のデータか
ら脳の機能理解にとって意味のある情報を検出するための新しい統計解析
の方法が求められています。

これらの問題を各分野の最先端で研究を行っている研究者を集め、理論
物理学や情報科学からの代表がディスカッション・リーダーとなり参加者
を巻き込んで議論を進めるのが本国際会議のねらいです。

参加者は、議論に加わるとともにポスターセッションなどで各自の研究
をもとに成果発表や問題提起を行うことができますので、是非多くの方々
に参加していただき、科学の新しい胎動を感じとって頂けますことを期待
いたします。

1. 日時: 2000年11月29日(水)?12月1日(金)

2. 場所: 仙台国際センター、〒981-0916 仙台市青葉区青葉山

3. 協賛: 日本物理学会、日本生物物理学会、日本神経回路学会

4. 招待講演者:
A. Aertsen (Albert Ludwigs Univ.), S. Amari (RIKEN),
D. Bensimon (ENS), W. Bialek (NEC, Princeton),
T. Cox (Princeton Univ.), J. Glazier (Notre Dame Univ.),
A. Guo (CAS), Y. Husimi(Saitama Univ.), K. Kaneko (Tokyo Univ.),
Y. Kuramoto (Kyoto Univ.), S. Leibler (Princeton Univ.),
H. Levine (UCSD), M. Matsushita (Chuo Univ.),
M. Mimura (Hiroshima Univ.), K. Sekimoto (Kyoto Univ.),
J. Tanji (Tohoku Univ.), T. Yanagida (Osaka Univ.)

5. ポスターセッション:
現在ポスターセッションの発表者を募集しております、
奮って御参加ください。申込締め切りは、9月30日です。
詳細は、http://www.sawada.riec.tohoku.ac.jp/conf2000/
を御覧ください。

6. 参加申込方法、参加費、申込締め切り

6-1. 参加申込方法

DACS 公式ホームページ
http://www.sawada.riec.tohoku.ac.jp/conf2000/
にある参加手続きにしたがって下さい。

ホームページによる申込が困難な方は下記の連絡先へお問い合わせ下さい.
#DACS ではインターネットを用いて作業の簡素化を進めています.
#出来る限りホームページからの申込をお願いします.

6-2. 参加費

一般、学生ともに10,000円
#なお、参加費にはバンケット料金、アブストラクト集代金を含みます。

6-3. 申込締め切り

9月30日(土)
^^^^^^^^^^^

なお、会場の都合上、定員150名に達した時点で申込を打ち切らせて頂きます
ので、お早めにお申し込み頂きますよう宜しくお願いします。

7. 連絡先

〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
東北大学電気通信研究所
沢田研究室内国際会議DACS事務局(組織委員長 沢田康次)
E-mail: conf2000@***.***
URL: http://www.sawada.riec.tohoku.ac.jp/conf2000/

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