LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1188
DATE
09/11/2000 03:36:08 PM
TITLE
[life:001188] CFP 新しい計算パラダイムシンポジウム
AUTHOR
Masayuki HIRAFUJI <hirafuji@***.***>
BODY


Lifeの皆様
農研センター・平藤です。
重複して受けとられた方は御容赦下さい.

情報処理学会「第7回MPSシンポジウム」新しい計算パラダイム ?量子/分子コン
ピュータ最前線? のご案内です.
締め切りは 9/22 となっておりますが,御投稿いただくのは Abstract とA4 1枚 程度
の Extended Abstract (一般講演の場合) のみですので,お気軽に御投稿ください.ま
た,締切りについては柔軟に対応させていただきます.
既に本シンポジウムについてご存知の方は会場が変更になりましたのでご注意下さい(筑
波 -> 丸の内・東京).

皆様からの御投稿,ならびに,ご参加をお待ち申し上げております.

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情報処理学会「第7回MPSシンポジウム」論文募集
新しい計算パラダイム ?量子/分子コンピュータ最前線?

開催日,開催場所
平成12年12月14日(木),15日(金)
NKK本社 2F大会議室
(東京都千代田区丸の内1-1-2)
[http://www.nkk.co.jp/jigyosho/shisha/honsha.html]


主催
情報処理学会 数理モデル化と問題解決研究会


 「数理モデル化と問題解決(MPS)」研究会では次の要領で第7回目のMPSシンポジウム
「新しい計算パラダイム?量子/分子コンピュータ最前線?」を開催します.

ノイマン型コンピュータの限界が囁かれるようになって随分とたちますが,シリコン上の
従来型プロセッサは,既に理論的限界にかなり近いところまで進化してきています.21
世紀を目前に控えた今日,そのブレークスルーをなす「新しい計算パラダイム」が強く求
められています.現時点で,その「新しい計算パラダイム」の双璧として,量子計算と
DNA計算を挙げることが出来るでしょう.

量子計算は Feynman によりその動作原理の予測が行われた後,Deutsh により量子
チューリングマシンと量子回路が提案されましたが,以後停滞時期に入りました.最近に
なって,Shor は因数分解問題と離散対数問題を量子チューリングマシン上で効率良く実
行できるアルゴリズムを具体的に提案したことから,国内外の企業も次々と量子コン
ピュータの実現に向けて研究を活性化し,量子計算研究は現在最もホットな研究分野の一
つとして認知されるに至っています.

一方,Adleman により提案された DNA 計算は,最近のヒトゲノム解析ブームとも相まっ
て社会の注目を集め,その具体的な実現系/システムとしての分子コンピュータは,単に
超並列性だけを目指したものではなく,ナノ・テクノロジーを直接用いた極小エネルギー
によるコンピュータという観点からの,微小加工各種技術への応用としても,極めて多く
の分野から注目を集めています.

本シンポジウムでは,これらの新しい計算パラダイムに関する,計算理論,アルゴリズ
ム,デバイス実装技術,システム実装方法,適用可能な応用事例などについての多分野の
研究者による交流を通じて,新しい計算パラダイムに関する学問的進歩に貢献するととも
に,その実現可能時期,応用可能時期に関する予測を求めることを目的とするものです.
また,9月4日現在,基調講演者として AT&T の Peter Shor 博士に依頼を行っていま
す.

 本シンポジウムで発表された研究は,一般論文または事例報告として論文誌「数理モデ
ル化と応用」シンポジウム特集号(2001年夏頃発刊予定)に投稿することができます(別
途査読あり).



論文募集要項

 本シンポジウムのテーマは「新しい計算パラダイム ?量子/分子コンピュータ最前線
?」です.募集する論文は,新しい計算パラダイムに対する基礎理論,実装技術,応用を
対象としたものです.特に次のようなトピックスは歓迎しますが,これ以外のトピックス
も奮ってご応募下さい.
(1)量子/DNA計算理論,アルゴリズム
(2)量子/DNA計算のためのデバイス技術
(3)量子/分子コンピュータ実装技術/予測
(4)量子/分子コンピュータ応用事例/予測
(5)その他先駆的な計算理論,計算機システム

論文形態
 本シンポジウムでは一般講演とポスター講演を行います.ポスター講演では学術的内容
だけでなく事例報告なども広く募集し,コンピュータシミュレーションなどのデジタルポ
スターも歓迎します.
 また,一般講演,ポスター講演とも英語での発表を積極的に受け付けます.

応募方法
(1)一般講演,ポスター講演とも,日本語もしくは英語で,講演分類(一般,
ポスター),題目,著者,発表者,所属,連絡先(住所,電話,FAX,
    E-mail),概要(300字程度),キーワード(5つ程度)を明記して
   下記申込先までE-mailでお申し込み下さい.
(2)一般講演に応募の場合,上記(1)に加え,日本語もしくは英語で,A4,
1枚程度の詳細な概要(キーワード,参考文献を含むこと,図や式など
必要に応じて加えること)を下記申込先までE-mail(テキスト,もしく
はPS/PDFファイルを zip 等で圧縮したもの)でお送り下さい.
(3)応募論文は提出された詳細な概要に基づいて審査の上,採否が決定され
ます.
(4)採択された一般講演は,シンポジウム論文原稿を研究会予稿と同様の形
式で提出していただきます.ページ数は8ページ以内とし,超過ページ
については追加料金を頂きます.
(5)採択されたポスター講演のシンポジウム論文原稿は1?4ページとし,
超過ページについては追加料金を頂きます.

スケジュール 
 応募締切 平成12年9月22日(金)
 採否通知 平成12年10月13日(金)
 カメラレディ最終論文提出締切 平成12年11月10日(金)

申込/照会先 
〒630-8506 奈良市北魚屋西町
奈良女子大学理学部情報科学科
城 和貴
Tel/FAX: 0742-20-3443
E-mail: joe@***.***

最新情報は http://www.ipsj.or.jp/sig/mps/ をご覧下さい.

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情報処理学会「第7回MPSシンポジウム」
実行委員会名簿

秋山 泰 (電子技術総合研究所)
安藤 誠 (NKK)
阿久津 達也 (東京大学)
亀田 壽夫 (筑波大学)
小長谷 明彦 (北陸先端科技大)
小林 聡 (東京電機大学)
城 和貴 (奈良女子大学)
白石 洋一 (群馬大学)
鈴木 泰博 (東京医科歯科大学)
高橋 勝利 (北陸先端科技大)
高橋 治久 (電気通信大学)
伊達 博 (九州システム情報技術研究所)
張 漢明 (南山大学)
徳山 豪 (東北大学)
富田 悦次 (電気通信大学)
中條 拓伯 (東京農工大)
中森 眞理雄 (東京農工大)
西野 哲朗 (電気通信大学)
新田 克巳 (東京工業大学)
平藤 雅之 (農業研究センター)
廣安 知之 (同志社大学)
古瀬 慶博 (三菱スペースソフトウェア)
三木 光範 (同志社大学)
山口 敦子 (生物分子工学研究所)
横内 寛文 (群馬大学)

以上です.


Masayuki HIRAFUJI, Ph.D. (hirafuji@***.***)
Computational Modeling Lab.(http://model.narc.affrc.go.jp/)
NARC Tukuba 305-8666 Japan
Phone:+81-298-38-8986 FAX:+81-298-38-8551
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