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> ペプチド結合エネルギーを20種類×20種類のアミノ酸ペア
> について調べた報告は無いでしょうか?
もう古い話題になっているのかも知れませんが、
私も、ちょうど同じことを知りたいと思っていましたもので...
関連する論文を2つ紹介させて頂きます。
ご存じでしたら、すいません。
1)Borsook, H.(1953) Peptide bond formation. Adv. Protein Chem.
8, 127-174.
ala-gly, gly-glyのデータならのっていました。
これによると、それぞれ 4130, 3590 cal/mol (at 37.5 ℃)です。
2)Shock, E.L.(1992) Stability of peptides in high-temperature
aqueous solutions. Geochim. Cosmochim. Acta 56, 3481-3491.
ペプチド結合エネルギー(ala-gly, gly-gly, diketopiperazine)
を温度:0-500℃、圧力:0.5-5.0kbの範囲で、H.K.F.モデルという
ものを使って、推定しています。
その結果、海底熱水環境(250-400℃,0.2-0.3kb)では、
ala-glyで4700-3800、gly-glyで2600-1000cal/molです。
これを平衡定数に換算すると、高温ほど平衡定数が大きくなります。
つまり、ポリマー化の反応が高温ほど起こり易いといえます。
20種類×20種類のアミノ酸ペアについての結合エネルギーの値は、
是非、私も知りたいと思っていました。
野田先生のご紹介されていた文献で分かりましたでしょうか?
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Shigenobu Mitsuzawa (D2)
Department of Earth and Planetary Sciences
Nagoya University
Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya, 464-01 JAPAN
e-mail: mituzawa@***.***
tel: 052-789-3555 fax: 052-789-3033
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