LIFE Mailinglist Archive for the Origins of Life Study

ID
1007
DATE
03/02/1999 06:02:49 PM
TITLE
[life:01007] 返: 高い
AUTHOR
"Kauhiro Iida" <iidakek@***.***>
BODY


平藤様 LIFE運営

ここのところ花粉症で頭が痛い飯田です.  (*.*;)


> >飯田:
> >すくなくとも次の3つの特徴があると思います.
> >1.冗長さに起因するロバストネス
> >2.ケチの原理
> >3.それから,平藤さんご指摘の情報の方向づけ

平藤さん:
> よく考えてみると,「間接度が高いほど有利」というのは非常におもしろい問
> 題です。現実の現象でどういう条件で高い関節度が有利となるかを調べ一般化
> できれば,応用範囲は意外と広いと思います。
中略..
> もう一つ。バックプロパゲーションアルゴリズムが出たばかりの頃の古い話な
中略..

飯田:
(平藤さんの視点の広さ高さにはいつも敬服です...)
ただ世の中の事例より前に,化学反応系での事例について調べるべきなの
でしょうね.既存の研究を間接度とか,伝達される情報の複雑さの指標に
ついて眺め直してみるとのがてっとりばやいかもしれません.
例えば,人工生命ででてくるハイパーサイクル間の競争とか..
KauffmanのNKシステムとか...

付け足し:

平藤さん> 汎化能力評価のための学習サンプルは非常に意地悪な問題のため3層の
ネット
> ワークでもめったに学習に成功しないんですが,もし大きな階層数で学習に成
> 功できれば,汎化能力が高くなるかどうかの確認もできます。

飯田:
中間層が2層ある多層型NNは,ほぼ全ての連続関数を良い精度で近似できる
という証明の論文があります.

飯田@NEC基礎研究所

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